というわけで、次回までの宿題はELのデータをELSに変換してシーケンスを組み込んでおくこと。
別にMDRのカスタムプレイでも演奏はできるけど、部分練習とかめんどくさいし、FDのデータそのままだと音が編集できないので。
ではその手順を備忘録も兼ねて紹介。
なお、ELS変換は1曲に付き1回しか出来ないので注意(変換できないだけで普通に再生とかはできる)
FDドライブのあるPC持ってるならまるごとFDコピーして変換すれば何回でも…ごほっごほっ。
- FDの変換したい曲を選ぶ。
- ツール→変換→ELS変換
- 変換したデータの保存先を選んで保存。
変換はこれで終了。
以降、変換したデータは市販で買ったデータと同じように扱える(はず)。
次にシーケンスにレジストチェンジを仕込むやり方。
まずは編集用のデータを作成。
- 変換した曲データを読み込む。
- 読み込んだデータの下の空白のところを選択して、レジスト編集→保存する。
- 鍵が2個ついたデータが作られる。
ただし、このデータは元々のデータを移動すると一緒に移動します。編集用のデータを移動しても同じ。
ELのデータは、SEQはあくまでリズムだけで、レジストチェンジは録音データに組み込まれています。
それをELSの市販データのようにSEQごとにレジストが変わるようにします。
- 作成した鍵が2個ついたデータを読み込む。
- PROGRAMボタンを押して、SEQ1ボタンを押す。
- 「レジスト」を選ぶ。
- レジストチェンジを順番に入力する。
バーが、このSEQが始まってからの小節数。
ビートが、1小節の間の拍数。
クロックが、1ビート間をさらに96分割したタイミング。
バー、ビート、クロックを指定して、そのタイミングで変わって欲しいレジストを選択肢、セット(もしくは挿入)でレジスト番号がセットされます。
例えば、バー2、ビート3、クロック0にレジスト2をセットすると、SEQが始まって2小節目の3拍目に入った瞬間にレジストが2に変わります。
この要領でそれぞれのタイミングごとにレジストをセットしていきます。
ここで気をつけることが2つ。
- レジストチェンジは、実際に変わってほしいタイミングより若干早めにセットする。
テンポ120くらいなら、10クロックくらい早めにしておくとちょうどいいみたいです。(市販のデータがとても参考になります)
当然、テンポが早いなら20クロックくらい早くした方がいいです。その辺は実際に弾く人によって変わると思います。
- SEQの始まりのところでレジストが変わっている場合、その一つ前のSEQの最後と始まりのところでレジストが変わっているSEQの両方にレジストをセットすること。
SEQの始まりにもレジストをセットするのは、そのSEQから弾き始めたときにその始まりの音に変わるようにするためです。
例えば、SEQ2の始まりでレジストが3に変わっているならば、SEQ1の終わりにレジスト3に変わるようセット。SEQ2のバー1、ビート1、クロック0にもレジスト3をセットといった感じです。
音が変わる微妙なタイミングをきっちりセットするアレンジャーの方ってやっぱりすごいんだなぁと実感します。(もしかしたらテンポごとのマニュアルみたいなのも存在するのだろうか?