望むままに思うままに

君に出来ること。君が望むこと。 それは君自身が一番良く知っているはずだ

棘フェスの手元足元の話

自分が演奏のために気をつけたところなどの備忘録回です。

 

今回特に気を使ったところをピックアップ。観客には伝わらない自分だけのこだわりポイント(笑)
使った楽器はいつもどおりYAMAHAのMOXF6と足元にサステインとボリュームペダル。

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クロノ・トリガー

ティンパニ音源を使ってました。miyuさんに「ティンパニの音お願いできますか?」と聞かれたとき、こういうお願いもされるようくらいの楽器への信頼を得られたんだなとちょっと嬉しくなりました。

初めての合わせのときに「ちゃんとティンパニに聞こえるので本物買わなくてよいです」とお墨付きをもらいました(笑)
この辺はさすがのYAMAHA音源という感じですね。

 

時の傷痕

冒頭のシンセパッド。
原曲を聞き直してみると、変化も要素もかなり少ないシンプルなシンセパッドなんですね。

内蔵されてる全部のパッド音源を聴いて極力シンプルなのを選んでみました。音色も重ねず一つだけ。
あとは足元のボリュームペダルでそれらしい感じを表現してみました。

 

Megalovania

曲が決まって初めて聴いたときからこの曲の音は原曲に寄せてきちんと作ろうと思ってました。こういうモロに電子音をやることあんまりないですからね。シンセなのに。

棘フェスの少し前にNGMSの演奏会でこの曲をやってたのを聴いてて、ジェム石の音のほうがいいと言わせようみたいなことを思ってたような気がします(なお本番の頃には忘れていた模様)

音は作ったもののギターやショルキーの爆音に対抗しようとしてEQ色々いじって底上げしようとしたものの音色そのものが変質してしまい、リハ中のステージ上で最後まで調整してました。
いい感じの音が作れたので満足。

 

Octopath Traveler Main Theme

合同合奏の1曲目です。舞台上にいないはずのハープの音源を使用していました。

初めての合わせで思ったより重要な役目であることが発覚して震えました。
かなり大人数になるので少し派手目に重ねた音色を作っていったらはりきり過ぎたらしく「もっと抑えめで」と言われたり「鍵盤で弾いてる感がある」みたいな指摘までされてしまったので泣きながら修正しました。この間2週間。よく頑張った(何

具体的には重ねた音色を減らし、音色内の弦を弾く部分の音を削り、グリッサンドは2重にしてディレイっぽくしました。

 

レインボークルーズ

8bitサウンドの指定。

音色は問題なかった(初合わせのとき編曲者から褒められたw)けど問題は本番で起きた。
自分たちのパートになったら突然周りの人達がクロスやら楽器やらを回し始めたんですね。あれ、練習ではなかったんです。

弾いてるときは楽しく弾けてたんだけどあとから映像で見てみると動揺して明らかに演奏が走ってる。メンタルゥ…って感じですね。

 

 

ジェム石も合同合奏もけっこう人数がいるのでうまくアンサンブルするよう気をつけました。
こうなってくると足元のボリュームペダルが活躍しますね。ティンパニとかハープの音色とか奏法も含めてエレクトーンの知識がかなり役に立ってます。

やっぱMOXFはこういう合奏には向くなぁと思った反面、Megalovaniaみたいなガッツリ主張するようなやつは難しいなぁと思ったりしました。