ちょっと前に炎上してたのを見てから考えをまとめていたら旬を過ぎていた。
単純に考えて、時間外も勉強している人のほうが+αの成果が出る→評価される→時間外も勉強するべきというのは納得できる。
特にIT業界はそういった時間外での活動が評価されやすい環境が比較的整っていると思うので、するべき・しないべきという二択なら「するべき」となると思う。
問題はなぜそれが「Must」になっているかということ。
いくらしたほうが得だからと言ったって、やりたくなければやらないという選択をする自由だってあるはず。
他業種でアフター5(古い)は仕事を忘れて遊び回ってる人もいるのになぜエンジニアだけが全員時間外勉強を当たり前だと言われなければならないのかっていつも思う。
「IT業界は進歩が早いのだから自分で勉強し続けるのは当たり前」 という文言はもっともらしく聞こえるけど、会社側が言ってるとしたらそれは教育とかの制度を構築できない分を従業員に丸投げしてるだけだし、従業員の誰かが言ってるとしたらそれは立派な社畜なのでは。自分がやるのは構わないけど他人に押し付けないでほしい。
時間外でも勉強してるやつのほうができるってのは正しいし、それならその人には更にレベルの高い仕事をしてもらって良い待遇を与え、そうでない人には低レベルの仕事を与えてそれなり程度の待遇という風に采配すればいい。というかそれが会社のすることでしょう。
IT業界では時間外も勉強した方がメリットが多いからするべきというのは正しい。
しかしそれをMustだと考えるのはおかしいんじゃないの?と思った、が結論。
そもそも時間外にプログラム書いてる人間はそれを勉強だとは思ってないという話もあるけどそれはまた別の話。
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