望むままに思うままに

君に出来ること。君が望むこと。 それは君自身が一番良く知っているはずだ

リズと青い鳥 感想

見てきたので書く。

ネタバレ注意。

 

 

 

感想

いい映画だったと思う。でも、いい映画だけど好き嫌いがあると思う。

 

自分も終始もやもやしたまま観てた。

もちろん自分が響け!の感覚を引きずってたとかもあると思う。

あと、直前にやや否寄りの感想を見てしまったのもあったと思う。

 

 

監督の意識の高さとか観衆ウケ狙いでこういう描き方をしたわけではないというのはわかる。

けど、それにしてもキャラクターに生気がなさすぎるとは思った。

 

エピソードは重ねてるし描写も丁寧だけど、すべてが他人事っぽく見えた。

そのせいでクライマックスのハグのシーンとか涙のシーンになっても全然感動しなかった。

直前の演奏シーンではあれだけ演奏で感情を表現していただけに落差がでかい。

 

最後のシーン

最後のシーンのところがだいぶ端折られてたのか、初見ではよくわからなかったんだけどいろんな感想記事を総合すると

 

・ラストの演奏シーンで希美が自分のレベルの低さを認識する

→青い鳥をかごに閉じ込めていてはいけないと気づく

・音大進学を諦めて普通大学に行くことを決める

→青い鳥を解き放つことを決める

・でもフルートはやめないで続けるよ

→それでもずっと友達だよ(愛の形だよ)

 

っていう風だと解釈した。これならまぁ納得できるかどうかはともかく筋は通る。

 

ただ、いろいろ見て考えてこれなので初見だと、最後はなんか演奏で盛り上げてクライマックス的なハグのシーンがあったけど結局元の曖昧な形に落ち着いて終わり、に見えてしまったのかなぁと思った。

 

 

それにしても、こういう希美みたいな人間っているよね…。

自分でまいた種なのになんで被害者ぶってるんだよと個人的には思ってしまう。

 

音楽

音楽は手放しで褒めていいと思った。

リズと青い鳥」も暗くていい曲だし(吹奏楽よく知らないけどハープがいるって珍しいな?)冒頭シーンとかで印象的に使われるピアノの音とかがかなり雰囲気作りに貢献していた。

 

ただ、エンドクレジット途中から急によくわからない明るい曲に入ったのだけは解せない。

あれはマジで「は?」って思った。余韻がぶち壊し。

 

 

結論

 

みぞ先輩呼びしてくれるオーボエの後輩ちゃんは天使。