久々のポエム回です。
※今回のはあくまでエレクトーンソロの場合の話です。
今のエレクトーンはリズムを鳴らしてそれに合わせて弾くというのが一般的なのだけど、そのせいでどうにもカラオケに近い感覚なところがある。
また演奏する分野もクラシックやジャズなどバリエーションはあれど「エレクトーン独自の」というのは少ない…というかほぼないと思う。
デモンストレーターやプレイヤーの人でも上記の感じの人は多い。用意してきたデータを読み込んでリズム流して弾くだけ。
データや音作りはすごく凝っていても上記のフォーマットから抜け出せていない。(ただし演奏のクォリティはめちゃくちゃ高い)
一般的なフォーマットってのは大事だけどプロもそこから抜け出せてないとなると、あとはいかに凝ったレジストを作るとか超絶技巧を入れるとかみたいな道しか残らない。
今にして思えばそれを打ち破って新しいあり方を作る可能性があったのは松本淳一さんだったと思うけど、天才すぎて外の世界に飛び出していってしまいましたorz(本人ブログを読んでるとそれ以前にヤマハが育成に失敗したっぽいけど)
安藤さんは結局生楽器でのイージーリスニング分野に落ち着いてしまったなぁという印象。曲は好きだけど。
そういう意味ではヤスヤさんみたいにパフォーマンスを入れて視覚的にも楽しませたりするやり方や、鷹野さんみたいにその場でリクエスト聞いて即興で何でも弾いちゃうスタイルはいいなぁと思う。
松本さんに関してはヤマハからDVDが出てるので実際に演奏している姿が見れるのでぜひ見てみてほしい。
エレクトーンを見る目が変わるかもしれません。個人的には「未来の隙間から届く」は衝撃的だった。
これをCDではなくDVDで出したことに関してはヤマハGJと言わざるをえない。
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=TEL01087098
エレクトーンって値段が高いこと以外は本当に良い楽器だと個人的には思ってるのでもっといろいろな使われ方がされるといいなぁと思う。