望むままに思うままに

君に出来ること。君が望むこと。 それは君自身が一番良く知っているはずだ

システム移行から見る、ユーザーにとってのシステムとは

現在、社内でメールシステムの入れ替えがあってそのサポート対応に追われてます。

新しいシステムの基本的な使い方から運用方法まで様々な質問がくるけど、やはりどの人も最終的な目的は、前のシステムと同じことがしたいに尽きると思う。

「前のシステムでの○○はどうやってやるの?」という質問が非常に多い。
前のシステムよりも単純な手順で「こうすれば同じことができますよ」と言っても、めんどくさい、わかりにくいといった返答が返ることがほとんどです。残念ながら。

新しいシステムでできるようになったこと <<<<< 前のシステムと同じことができること

という価値基準のようです。
やはりというか、特に高齢の人(≒長く前のシステムを使ってた人)ほどこの傾向が強い。


新しいシステムのこういう機能を使えば、もっと簡単に、もっと便利な機能も使えます!と移行の説明時に話すけど、反応は微妙。
おそらく、なにか困ったときに新しいシステムの機能で解決された時になってに初めて理解されるんじゃないかなと思う。

もちろん、システムを入れ替えるのはいろいろ要望があったからなのですが、容量とか検索力といったパッと見でインパクトの薄いメリットが多いのもその一因なのかもしれません。

もうすぐサポートの切れるWindows XPを未だ使い続ける人が多いように、多くの人(特にシステムとかに興味が無い人)にとってシステムはずっと変わらずずっと同じに使えるものであってほしいのだと改めて思いました。