望むままに思うままに

君に出来ること。君が望むこと。 それは君自身が一番良く知っているはずだ

「脱社畜の働き方」読了

脱社畜ブログの管理人による書籍が発売されました。
ブログと同じく読みやすい文章だったのでサクッと読めました。
ブログ右下のブクログ本棚にも載ってます。

目次や内容についてはブログ内の記事で紹介されているのでそちらを参照してください。


1章は普段、脱社畜ブログを読まんでいる人にとってはおさらいのような章。
今のような日本の職場の慣習(サービス残業や有給が取りづらい環境etc)を続けていては(雇い主以外は)誰も幸せになれないということが書いてあります。

サービス残業は違法」とか「有給をとるのに理由を告げる必要はない」とかって、教育でちゃんと教えるべきだと思う。自分の知り合いに「有給?なにそれ?」っていう「なにそれ?おいしいの?」の意味でなくて本当に有給休暇という制度を知らない人がいたし、知らないことによって不要な我慢をしている人はいっぱいいると思う。


2章も、だいたい普段ブログで言っていることと同じ。
言われてみれば当たり前のことなのに「社会人だから」の一言で盲目的に信じていそうなことをバッサリと叩き切る内容です。

「成長」という言葉を使っている人は、この機会に「何のために成長するのか」「成長して何になりたい(orどうしたい)」を考えてみるといいと思います。


3章は本書によると「自己紹介のようなもの」の章。
自分が1,2章のように考えるようになったのはなぜかということが学生時代からの来歴とともに綴られています。


4章はプライベートプロジェクトのススメと銘打って、仕事以外でも何かやってみることを勧めると共に、その一例や有効なサービスの紹介などが載っています。

…自分も積読にしているiPhoneアプリ開発の本の続きをそろそろ読もうかなぁ(ぁ


5章は未来について語られています。

先人がより便利になるように、より豊かになるようにと様々なものを生み出してきたというのになんで労働時間はいっこうに短くならないんだろうねぇ…。
前々から言ってるけど、せめて自分にできることは、あとに続く人たちに今の悪習を受け継がせず断ち切ることなんだろうなぁと思う。(残念ながらあと数年くらいは自分に部下とか後輩とかできそうにないけど…)


自分は、本書に出てくる「精神的脱社畜」にはなれたかなと思ってます。
まぁ、今の会社が比較的いい環境であることもあると思いますが、去年の有給は使いきったし、残業は月10も滅多にいかないし。通勤時間は長めだけどバス・電車なので本を読む時間だと思えば。


今の自分の職場の習慣なんかが本当に正しいか迷った人は読んでみるといいと思います。(正しいか迷う時点で何らかブラックな感じがするけど…)